メンケス病の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2023年  1月13日

更新日:2023年  1月20日

本日はメンケス病について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • メンケス病とは
  • メンケス病の原因
  • メンケス病の症状
  • メンケス病の改善方法
  • メンケス病のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

メンケス病は非常に珍しい病気

メンケス病は、先天性の病気で、銅の代謝障害が現れます。命に危険が及ぶこともあります。

 

基本的にはメンケス病を発症するのは男児のみですが、珍しいケースでは女児に発症がみられることもあります。

 

メンケス病は非常に珍しい病気で、12万人~14万人に1人に発症が見られると言われています。

メンケス病の原因は、銅を輸送する働きをしている酵素の異常

メンケス病の原因は、銅を輸送する働きをしている酵素の異常です。銅を輸送する働きをしている酵素は、ATP7Aと呼ばれる酵素タンパクです。

 

食べ物に含まれている栄養素は、通常、腸の粘膜から吸収されて体全体に運ばれます。しかし、メンケス病は腸から銅を吸収することができないため、銅が腸の粘膜に溜まって体に運ばれない状態になります。

メンケス病の症状は特徴的な頭髪

メンケス病の症状は、生まれた後2~3ヶ月頃から現れるけいれんや退行現象などです。

 

その後、程度の重い中枢神経障害や低体温、皮膚や関節の過伸展、筋力の低下、膀胱憩室、骨粗鬆症、骨折、下痢などが現れます。

 

メンケス病の症状に特徴的な頭髪があります。特徴的な頭髪とは、脱毛して色素脱毛し、赤茶色をしており、短く捻じれた状態になることです。

メンケス病の改善方法はヒスチジン銅の皮下注射

メンケス病を改善するために現在行われている方法はヒスチジン銅の皮下注射です。血清銅とセルロプラスミンを基準範囲で保つことができるくらいの量の注射を週に2~4回行います。

 

ヒスチジン銅を皮下注射することによって、頭髪の異常は改善すると言われています。

 

改善を始める時期が新生児期の場合は、中枢神経障害を防ぐことができたり、症状を軽くすることができたりします。

メンケス病では、肺炎や尿路感染を繰り返すことが多い

メンケス病では、肺炎や尿路感染を繰り返すことが多いです。

 

感染症や血管破裂などによって幼児期に命を落とすこともありますが、成人まで成長している例も報告されています。

 

尿路感染や骨折を防ぐことによって予後を良い傾向に向かわせることができるでしょう。

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