胃食道逆流症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年  2月23日

更新日:2022年  3月12日

本日は胃食道逆流症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 胃食道逆流症とは
  • 胃食道逆流症の原因
  • 胃食道逆流症の症状
  • 胃食道逆流症の改善方法
  • 胃食道逆流症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

胃食道逆流症には逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症が含まれる

胃食道逆流症は、胃の中の酸が食道へ逆流することによって様々な不快な症状を感じたり、食道の粘膜がただれたりする病気です。

 

食道炎も自覚症状もあるケースと食道炎のみがあり自覚症状はないケースを逆流性食道炎と言いますが、胃食道逆流症には食道炎がなく自覚症状があるケースの非びらん性胃食道逆流症も含まれます。

 

胃酸の逆流は食べ物を食べた後、2~3時間までに起こることが多いです。

胃食道逆流症の原因は、食道の儒動運動に問題が起きていること

胃食道逆流症の原因は、食道の儒動運動に問題が起きていることです。正常な場合は、逆流した胃酸は食道の蠕動運動によってすぐに胃に戻されます。しかし、胃食道逆流症の場合、胃酸が食道にたまってしまうことがあるのです。

 

油っぽいものを食べる機会や飲酒をすることが多かったり、過食、ストレス過多など、胃液をたくさん分泌する生活習慣を持っている場合、逆流性食道炎になりやすいです。

 

非びらん性胃食道逆流症は、食道の粘膜が通常より過敏になっているため、胃酸が少し逆流しただけでも敏感に反応してしまうことによって、症状が現れることもあります。

胃食道逆流症の主な症状は、胸やけや呑酸

胃食道逆流症の主な症状は、胸やけや呑酸です。他にも、胸の痛みや胃もたれなど様々な不快な症状が現れます。

 

胃酸が逆流することによって、喉や気管支に炎症が起き、喉の違和感や咳や気管支炎などの症状が現れることもあります。

胃食道逆流症の改善方法は、胃酸の分泌を抑える薬を使うこと

胃食道逆流症の改善方法は、胃酸の分泌を抑える薬を使うことです。よく使われる薬は、プロトンポンプ阻害薬です。

 

他にも、カリウムイオン競合型アシッドブロッカーや制酸薬、アルギン酸塩などの酸を中和したり粘膜を保護する薬、消化管運動改善薬や漢方薬が使われることもあります。

 

自覚症状があまりない場合や食道炎が軽い場合は、気をつけて日常生活を過ごすことによって、特に不快な症状が現れることがない人もいます。そのような場合は薬による改善は必要ありません。生活する上での銃が重要になります。

 

食道炎の症状が強い場合は、症状が改善しても薬を続けることもあります。

 

さらに、症状が出た時や症状が出そうな時に薬を飲むことで、不快な症状なく日常生活を送れる場合もあります。胃食道逆流症では、医師と相談の上、自分に合った改善方法を決めて改善に取り組むことが大事なのです。

生活習慣を改善するだけで、不快な症状が和らぐこともある

胃食道逆流症は、生活習慣を改善するだけで、不快な症状が和らぐこともあります。最も悪いことは、暴飲暴食すること、早食いすること、食べた後にすぐに寝ることです。

 

飲酒は適度にし、食べすぎないように気をつけてゆっくり食べ、食べた後は休憩をしましょう。

 

さらに、肥満は胃食道逆流症を発症する非常に大きなリスクになります肥満の場合、食生活を改善し、適度に運動をする習慣をつけることが大事です。

 

胃酸の分泌を高める食べ物や行為にも注意が必要です。

 

揚げものなど油の多い食べ物、脂肪の多い食べ物、甘い食べ物、酸っぱい食べ物や刺激物、コーヒーや紅茶、アルコールやタバコなどは胃酸の分泌が高くなるため気をつけるように心がけましょう。

胃食道逆流症に効果的なツボ

・中脘

気舎

内関

中脘

中脘は、胃腸の働きを活発にする効果があります。そのため、消化器官全般の不調に対して使われることが多いです。

 

消化機能を高める効果や胃腸の調整をするため、胃食道逆流症の症状の改善に対しても効果が期待できます。特に腹部の張りや胃もたれ、消化不振など有効です。

気舎

気舎に刺激をすることは、胃にたまっているガスを外に出してゲップが出やすくする効果があります。そのため、腹部の針が強い時などにおすすめのツボです。さらに込み上げてくる吐き気がある時にも効果的です。

 

気舎は、自律神経にも働きます。ストレスによって胃痛や胸焼けが起こる時にも有効なツボなのです。

内関
 

内関は、内臓を調節するとされているツボです。乗り物酔いや二日酔い、つわりや胃の不快感などに効果を発揮します。

 

内関は、ストレスや緊張感などの精神的なことによって現れる症状に有効で、頭痛や不眠、動悸、不安感などにも効果的です。

ツボの位置と押し方

中脘

中脘の場所は、上腹部の正中線上で、臍とみぞおちを結ぶ中央です。

 

押すときは、強く押しすぎないように注意しましょう。ゆっくり息を吐きながら5秒間ほど押すことをお勧めします。

気舎

気舎の場所は、鎖骨の内側のくぼみの上です。

 

押すときは、少し弱めの力で押します。指先を使って、3〜5秒間ほど押しましょう。

内関

内関の場所は、手首の関節から指3本分肘の方に進んだ場所です。探すときは、手を握って探します。握った時に出る2本の腱と腱の間を探しましょう。

 

内関を押すときの力加減は、心地よいくらいがお勧めです。

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