群発頭痛の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 3月23日

更新日:2021年 6月 5

本日は群発頭痛について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 群発頭痛とは
  • 群発頭痛の原因
  • 群発頭痛の症状
  • 群発頭痛の改善方法
  • 群発頭痛のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

群発頭痛は、片側の目の奥からこめかみにかけての激しい痛み

群発頭痛は、片側の目の奥からこめかみにかけて激しい痛みのある頭痛です。痛みは非常に激しく、突き刺すような痛み、目をえぐられるような痛みと言われます。群発頭痛には、反復性のものと慢性のものがあります。

 

反復性の群発頭痛の多くは、ある期間に集中して起こることが多いです。特に季節の変わり目に起こることが多く、1回の頭痛は約15分から3時間ほどです。

 

約15分から3時間ほどの頭痛の発作が1日1回〜数回起こり、その状態が数日から数ヶ月続きます。その後、全く発作が起こらない時期が数ヵ月から3年あります。

 

1年以上頭痛の発作を繰り返す場合、慢性の群発頭痛と言われています。慢性の群発頭痛は発作のない時期はほとんどありません。症状は非常に激しく日常生活に大きな影響が出ます。

 

非常に珍しいタイプの頭痛で、発症する人は20~40代の男性に多いです。

群発頭痛の原因は詳しくは分かっていない

群発頭痛の原因は詳しくは分かっていません。しかし、脳の視床下部に関係して頭痛が起こっていると考えられています。

 

視床下部が刺激されると、三叉神経が痛みを感じます。そのため、三叉神経の周りの血管が広がり三叉神経がつながっている目の奥のあたりに激痛が起こるのです。

 

ホルモンや体内時計が狂うこと、遺伝子が原因などという説もありますが、正確に明らかになっていないのが現状です。アルコールの飲み過ぎやタバコ、急激な気圧の変化や不規則な睡眠などが頭痛を誘発しやすくなるとも考えられています。

 

群発頭痛は女性よりも男性に圧倒的に多いことから、男性ホルモンの過多も関係しているという考えもありますが、女性に全く起こらないというわけでもないため、男性ホルモンと全ての群発頭痛が関係しているとも考えにくいです。

毎日同じくらいの時間帯に一定の周期で激しい頭痛の発作が現れる

群発頭痛の特徴は、毎日大体同じくらいの時間帯に、一定の周期で激しい頭痛の発作が現れることです。特に夜睡眠した後に起こることが多いです。

 

群発頭痛で起こる頭痛は、非常に激しい痛みで、目玉がえぐられるような痛み、突き刺すような痛み、などと言われることもあります。

 

中には、非常に強い痛みによって落ち着きがなくなり、興奮するようになるなど性格が変わる人もいます。

 

群発頭痛のほとんどは、左右のどちらか片方に起こります。痛みは、目の奥だけではなく、目の周りや前頭部、側頭部、頬まで痛身が及ぶこともあります。

 

頭痛と合わせて、目の充血や涙、鼻詰まり、鼻水などが現れることも多いです。

群発頭痛の改善には、予防薬と生活習慣の改善が大事

群発頭痛は限られた期間の中で、集中的に毎日激しい頭痛が起こります。そのため、自分の群発期間をきちんと自分で把握しておくことが大切です。

 

起こりそうな予兆として、寝つきの悪さや夜に起こる突然の覚醒、顔面の赤らみなどの症状が現れることが多いため、そのような症状が出た時は、すぐに発作を予防する薬を使いましょう。

 

群発頭痛を予防する薬には、ベラパミル塩酸塩や、バルプロ酸ナトリウムなどがあります。

 

ベラパミル塩酸塩は神経細胞膜を安定させる作用があり、バルプロ酸ナトリウムは大脳皮質が過敏になることを抑える効果があるため、医師と相談のもとで症状に合わせて選んで使います。

群発頭痛の改善には、毎日予防するための薬を使った上で、生活習慣を改善することも大切です。

 

発作の期間中は十分に睡眠をとることやアルコールの摂取や喫煙を控えることなどに注意しましょう。生活習慣を改善することで、頭痛の発作の頻度や程度が少しずつ軽くなる可能性があります

アルコールやタバコ、急激な気圧の変化は避ける

アルコールやタバコなどは群発頭痛の頭痛の発作を起こしやすくする要因でもあります。発作が起こりやすい期間は生活習慣を改め、アルコールは控えましょう。禁煙を心がけることも大切です。

 

急激な気圧の変化も頭痛を引き起こす要因となることがあります。山に登ったり飛行機に乗ったりするときは、事前に医師に相談することが大切です。

 

群発頭痛の痛みは非常に激しいものです。できるだけ発作が起こる頻度を少なく、痛みの程度を軽くできるように、日常生活の中でもできるだけ気をつけられる事は気をつけると良いでしょう。

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