ソトス症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 11月23日

更新日:2022年  2月 4日

本日はソトス症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • ソトス症候群とは
  • ソトス症候群の原因
  • ソトス症候群の症状
  • ソトス症候群の改善方法
  • ソトス症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

ソトス症候群の発症者は、1〜2万人に1人

ソトス症候群は、頭が大きいなどの顔貌の特徴や身長の過剰な大きさ、発達の遅れなどの特徴のある症候群です。

 

ソトス症候群の発症者は、1〜2万人に1人と言われており、非常に珍しい病気です。原因は遺伝子の異常で、発症に住んでいる地域や性別は関係ありません。

 

小児期にソトス症候群の特徴的な症状によって発症に気がつくケースが多いです。

ソトス症候群の原因は、遺伝子の異常

ソトス症候群の原因は、遺伝子の異常です。NSD1遺伝子に異常が起きることでソトス症候群を発症します。遺伝子異常のほとんどは突然変異によって起きるもので、遺伝によって発症しているケースはほとんどありません。

 

約半分の人は、NSD1遺伝子を含む染色体の微細な欠失で、1〜2割はNSD1遺伝子内部の変異によってソトス症候群を発症しているということがわかっています。

 

3〜4割の人には遺伝子の異常が見つかっておらず、その原因はわかっていません。最近では、NFIXというNSD1遺伝子ではない遺伝子の異常によってソトス症候群に似ている症状を発症している例も報告されています。

ソトス症候群の症状は、頭や体が大きい過剰な成長と発達の遅れ

ソトス症候群の症状は、頭や体が大きい過剰な成長と発達の遅れです。この特徴的な症状は、ソトス症候群を発症している人のほとんどに現れます。

 

頭や体の過剰な大きさは生まれた時から現れます。その後も過成長が目立ち、歯も早く生えてきます。筋緊張が低下し、運動発達の遅れや摂食の障害もみられます。

 

幼児期にはしっかりとした体つきになります。多くの場合、学童期から青年期には身長も標準範囲に近づきます。

 

ソトス症候群は、合併症を発症することも多いです。起こすことが多い合併症は、動脈管開存症や心室中隔欠損症、水腎症、膀胱尿管逆流、尿路感染症、腎形態異常、けいれん、側弯、扁平足です。

 

人によっては、中耳炎や聴覚障害などの耳の病気、屈折異常や斜視などの目の病気、歯肉炎や永久歯の欠損、歯並びの問題などの歯の問題が現れることもあります。

 

幼児期に中耳炎や尿路感染症、けいれんなどの合併症が現れることがあります。学童期から青年期に側弯が現れることも多いです。

ソトス症候群の根本的な改善方法はない

ソトス症候群の根本的な改善方法はありません。発症する可能性のある合併症に対して早めに対応することが大事になります。そのためには、定期的に病院に行き、調べることが大事です。

 

発達の遅れが現れるため、言語指導などを行うことも多いです。

定期的に病院で体を調べ、健康を管理することが大事

膀胱尿管逆流現象から尿路感染症を起こすこともあります。熱が出ても原因がわからない場合は、尿路感染かどうかを調べることも大事です。

 

成長している過程で、側弯が現れたり悪くなったりすることもあります。側弯についても定期的に調べることが必要です。

 

ソトス症候群では、さまざまな合併症を発症することが多いため、定期的に病院で体を調べ、健康を管理することが大事なのです。

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