ハートナップ病の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2023年  2月23日

更新日:2023年  2月28日

本日はハートナップ病について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • ハートナップ病とは
  • ハートナップ病の原因
  • ハートナップ病の症状
  • ハートナップ病の改善方法
  • ハートナップ病のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

ハートナップ病は、中性アミノ酸輸送体の異常によって症状が現れる

ハートナップ病は、中性アミノ酸輸送体の異常によって症状が現れる病気です。中性アミノ酸輸送体は、腎尿細管や小腸上皮に局在しています。症状の特徴は、尿中への大量の中性アミノ酸排泄で、原因は遺伝です。

 

ペラグラ様皮膚炎や小脳失調症、精神運動発達の遅れが見られることが多いですが、人によっては特に症状が見られないことも多いです。

ハートナップ病の原因は遺伝

ハートナップ病の原因は遺伝です。原因となる遺伝子は、遺伝子SLC6A19です。遺伝形式は、常染色体劣性遺伝です。

 

ハートナップ病では、腎尿細管や小腸上皮で中性アミノ酸輸送体に異常が起きることによって中性アミノ酸が欠乏するために症状が現れます。しかし、実際に現れる症状は、トリプトファンが欠乏することによって現れる症状です。

ハートナップ病の症状で、特徴的な症状は皮膚に現れる症状

ハートナップ病の症状で、特徴的な症状は皮膚に現れる症状で、日光過敏性のペラグラ様皮膚炎です。神経症状としては、間歇的小脳運動失調症状が見られることが多く、眼振や複視、振戦などもみられます。

 

他にも、精神症状や知能障害、けいれんや注意欠陥多動障害、慢性の下痢、体重増加不良、脂肪肝、肝不全なども現れることがあります。

 

ただし、神経精神症状のみが現れ皮膚症状が現れなかったり、特に症状がなかったりすることもあるため注意が必要です。

 
ハートナップ病の改善方法は毎日ニコチン酸を50-300mg投与する

ハートナップ病の改善方法は、毎日ニコチン酸を50-300mg投与することです。ニコチン酸によって皮膚の症状や神経の症状は改善が見られると言われています。

 

なかなか下痢が改善せず低蛋白血症を起こしている場合は高蛋白の食事をしたり中心静脈栄養を行なったりすることもあります。

早い段階でニコチン酸アミドを投与することで予後は良好

ハートナップ病は、多くの場合、早い段階でニコチン酸アミドを投与することで予後は良好であるとされています。

 

一部では、重篤な経過であるという報告もあるが、他の要因も関係していると言われており、現段階では詳しいことはわかっていません。

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