リドル症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 12月 3日

更新日:2022年 12月11日

本日はリドル症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • リドル症候群とは
  • リドル症候群の原因
  • リドル症候群の改善方法
  • リドル症候群の症状
  • リドル症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

リドル症候群は、食塩感受性高血圧症

リドル症候群は、食塩感受性高血圧症です。

 

リドル症候群では、若年性高血圧、低カリウム血症、代謝性アルカローシスなど原発性アルドステロン症に似ている症状が現れますが、血漿レニン活性、血漿アルドステロン濃度は低い値を示します。

 

リドル症候群は,上皮型ナトリウムチャネルの活動性が亢進するため、腎臓にでカリウムが排泄されるとともに過剰にナトリウムと水が保持されます。リドル症候群で高血圧が現れるのはそのためです。

リドル症候群の原因は、遺伝子の異常

リドル症候群の原因は、遺伝子の異常です。原因となる遺伝子は、腎皮質集合管尿細管の管腔側膜に局在するアミロライド感受性上皮ナトリウムチャンネルの遺伝子であるということがわかっています。

 

アミロライド感受性上皮ナトリウムチャネルはα、β、γの3つのユニットからできていますが、中でもβもしくはγに遺伝子の異常が起きた時、リドル症候群を発症します。

リドル症候群の改善方法は、トリアムテレンやアミロライドを使う

リドル症候群の改善方法は、トリアムテレンやアミロライドを使うことです。

 

1日2回、トリアムテレンを100~200mg摂取することと、1日1回アミロライドを5~20mg摂取することが改善に効果を発揮すると言われています。

 

これは、トリアムテレンやアミロライドナトリウムは、ナトリウムチャネルを遮る作用があるためです。

リドル症候群の症状は、高血圧の症状や低カリウム血症など

リドル症候群の症状は、頭痛や嘔吐などの重度の高血圧の症状やしびれや筋力の低下、四肢麻痺、多飲や多尿などの低カリウム血症によって現れる症状などです。

 

高血圧は10歳代に発症することが多く、低カリウム血症による症状は思春期以降に現れることがほとんどです。

食塩の制限をきちんと行うことも非常に重要

リドル症候群を改善するためには、トリアムテレンとアミロライドを使うことが有効です。

 

薬を使うことと合わせて食塩の制限をきちんと行うことも非常に重要です。

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