睡眠時遊行症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 3月23日

更新日:2022年 4月17

本日は睡眠時遊行症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • 睡眠時遊行症とは
  • 睡眠時遊行症の原因
  • 睡眠時遊行症の症状
  • 睡眠時遊行症の改善方法
  • 睡眠時遊行症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

睡眠時遊行症は、深く睡眠しているときに複雑な行動をする状態

睡眠時遊行症は、深く睡眠しているときに複雑な行動をする状態のことで、夢遊病ともよばれています。

 

睡眠している時に歩き回ったりするため、目的をもって動いているようにも見えますが、動作はごきちなく、話しかけても返答がぎこちなくなります。

 

朝になると睡眠中動いていたことを全く覚えていない状態になります。6~12歳頃に発症することが多いです。ほとんどの場合は成長すると、自然と改善します。

睡眠時遊行症の原因は睡眠不足や生活の乱れ、不安やストレスなど

睡眠時遊行症の原因は、色々あります。睡眠不足や生活リズムの乱れ、不安やストレス、アルコール、精神安定剤などの薬などです。さらに、眠っている時にトイレに行きたくなり、深い睡眠から突然起きた時に現れることもあります。

 

子供の場合、発熱が現れる感染症などによって睡眠時遊行症が起きることもあります。

睡眠時遊行症の症状は、深く眠っている時に行動すること

睡眠時遊行症の症状は、深く眠っている時に行動することです。ノンレム睡眠は一般的に眠ってから3分の1の時間帯に現れます。そのため、睡眠時遊行症も眠ってから3分の1の時間帯に現れることが多いです。

 

 睡眠時遊行症は深い眠りのときに起きます。そのため、朝起きた時には行動を覚えていません。歩き回っていたとしても歩き回ったということを覚えていないのです。

 

 深く眠れていない状態になるため、次の日に眠気を感じるなど生活を送る上でも影響が出ることが多いです。

睡眠時遊行症は、一般的には年齢が上がると自然と改善する

睡眠時遊行症は、一般的には年齢が上がると自然と改善していきます。症状があるときは、物にぶつからないような環境を整えることが必要になります。

 

歩いている時は、無理に起こそうとすると混乱したり癇癪を起こすことがあるため、無理に起こさずベッドに誘導することが大事です。

 

日中の眠気などで日常生活に影響がある場合や外に出てしまう危険がある場合などは、薬を使って改善を行うこともあります。使われることの多い薬はクロナゼパムです。

睡眠時遊行症を予防するためには

睡眠時遊行症を予防するためには、睡眠不足を解消することと、睡眠リズムを正しく整えることが大事です。

 

 成人の場合はアルコールを控えること、ストレスがある場合はストレスを解消することが大事になります。

 

ストレスを抱えているとき、1人で解決することが難しい場合は周りに相談したり精神科に相談に行ったりすることもおすすめです。

睡眠時遊行症に効果的なツボ

失眠

・内関

労宮

・百会

・印堂

失眠

失の失は失うを意味しており、失眠の眠は眠りという意味があります。失眠は失った眠りを取り戻すという意味のあるツボなのです。

 

失眠の効果は、睡眠障害や不眠の改善です。睡眠時遊行症の原因は睡眠不足であることもあります。睡眠時間をきちんととり、質の良い睡眠ができるようになることで、症状の改善が期待できるのです。

内関

内関は、自律神経のバランスを整える効果があります。そのため、内関を刺激することで、ストレスを和らげ、気分を落ち着かせてくれることが期待できるのです

 

自律神経のバランスが整い、落ち着いた気分になりリラックスすることができるということは、睡眠にも良い影響を与え、質の良い眠りにつながります。

 

睡眠時遊行症は睡眠不足やストレスも原因であることがあるため、内関を刺激することで改善が期待できるのです。

労宮

労宮の効果は、自律神経のバランスを整えることです。自律神経が乱れていると気分が落ち着かず不眠にもつながります。

 

労宮を刺激して自律神経を整えることで、ストレスを和らげ気持ちを穏やかにすることができ、良い眠りにもつながるのです。

 

睡眠時遊行症では、睡眠不足やストレスも原因となります。労宮を刺激することで自律神経を整えて、より良い睡眠を取ることができるようにすることで改善が期待できるのです。

ツボの場所と押し方

失眠

失眠の場所は、足の裏の踵の中央線と、内くるぶしと外くるぶしを結んだ線が交わるところです。

 

 

踵の裏にあるため硬いものを踏むことで簡単に刺激をすることができます。ゴルフボールやワインのコルクなどを踏み、刺激をすると良いでしょう。

 

寝る前に刺激をすることでより良い睡眠が期待できます。

内関

内関は、手首を曲げたときにできる太い横方向のシワの真ん中から、肘に向かって指2〜3本ほど進んだところにあります。探すときは、手首を曲げ、しわから肘に向かって触りくぼんでいる部分を探しましょう。

 

押すときは親指を使います。力加減は優しい力で押すことがおすすめです。

労宮

労宮は、軽く拳を作り、中指の先から人差し指の先の間になる場所にあります。

 

押すときは、痛気持ち良いくらいの力加減で押しましょう。労宮だけを指圧するのではなく、労宮を中心に手の平全体に痛気持ち良いくらいの強さでマッサージしても心地よさを感じられるためおすすめです。

 

自分で反対の手を使ってツボを押すことも簡単に刺激できる方法ですが、家族やパートナーに手のひら全体をマッサージしてもらうこともおすすめです。

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