アイゼンメンジャー症候群の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2022年 11月11日

更新日:2022年 11月12日

本日はアイゼンメンジャー症候群について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • アイゼンメンジャー症候群とは
  • アイゼンメンジャー症候群の原因
  • アイゼンメンジャー症候群の症状
  • アイゼンメンジャー症候群の改善方法
  • アイゼンメンジャー症候群のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

アイゼンメンジャー症候群は先天性の心臓の病気があることで起きる

アイゼンメンジャー症候群は、生まれつき心臓の病気があることで、血液の流れ方に異常が起き、ダメージが肺血管に溜まって肺の血圧が高くなる状態のことです。

 

アイゼンメンジャー症候群が報告されたのは、1897年です。報告した医師は、ウィーンの医師Victor Eisenmengerです。

 

アイゼンメンジャー症候群は一度発症すると、心室中隔欠損症などの原因となった病気に対して手術を行うことができなくなってしまいます。

 

そのため、発症する前に、先天性心臓の病気の改善を行なっておくことが大事です。

アイゼンメンジャー症候群の原因は、先天性の心臓の病気

アイゼンメンジャー症候群の原因は、先天性の心臓の病気です。

 

血液の流れは左心系と右心系から構成されており、これらは直列の関係になっています。しかし、心室中隔欠損症や動脈管開存症などの先天性の心臓の病気があると、左心系と右心系の間に迂回するバイパス路が作られます。

 

すると、圧力の高い左心系から右心系にバイパス路から異常な血流が流れ込み、右心系に高い圧力や過剰な血流がかかることになります。そのダメージが肺血管に加わり続けることになります。

 

肺高血圧が進むと、右心系の圧力が左心系の圧力を超えます。すると、バイパス路で血流の流れが右から左へと逆転し、アイゼンメンジャー症候群を発症するのです。

アイゼンメンジャー症候群の症状は、チアノーゼやバチ指

アイゼンメンジャー症候群の症状は、チアノーゼやバチ指です。チアノーゼは酸素が足りない血液が全身を巡ることになるために起こります。バチ指は、長く低酸素の状況が続くことで起こります。

 

さらに、軽い運動でも呼吸困難が起こることもあります。症状が進むと、安静にしていても息苦しくなったりします。

 

動悸や胸痛、失神、喀血、ふらつき、末梢の感覚障害、頭痛、浮腫などが現れることもあります。

改善方法は、血管拡張薬や心不全を改善する薬

アイゼンメンジャー症候群の改善方法は、血管拡張薬や心不全を改善する薬です。

 

どのような薬を使うのかということは、心不全の症状に応じて違います。肺血管の拡張のために使う薬は、ボセンタンやエポプロステノールなどです。

 

症状が非常に重い場合は、心肺移植が検討されることもあります。

アイゼンメンジャー症候群を発症している場合

アイゼンメンジャー症候群を発症している場合、妊娠すると妊娠した本人にも赤ちゃんにも大きな影響があります。

 

命の危険もあるため、アイゼンメンジャー症候群を発症している場合は、避妊や妊娠早期での堕胎を勧められることがあります。

 

場合、際には、担当医と相談して慎重に管理していくことが大事です。

 

さらにアイゼンメンジャー症候群を発症すると、原因となる先天性の心臓の病気に対しての手術を行うことができなくなります。そのため、早い段階で心臓の病気の改善を行うことが大事です。

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