シトステロール血症の鍼灸【原因・定義・症状】

公開日:2021年 10月 1日

更新日:2021年 10月31日

本日はシトステロール血症について解説させていただきます。

☆本記事の内容

  • シトステロール血症とは
  • シトステロール血症の原因
  • シトステロール血症の症状
  • シトステロール血症の改善方法
  • シトステロール血症のまとめ
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

シトステロール血症は、シトステロールが血液の中や組織にたまる

シトステロール血症は、シトステロールが排泄によって体の外に出て行きにくくなることで、血液の中や組織にたまり、黄色腫や早発性冠動脈疾患などの症状が現れる疾患です。

 

シトステロールとは、果物や野菜に含まれる植物ステロールの一種です。基本的にシステロールは便などによって外に出されますが、何かの理由で外に出て行かなくなるとシステロール血症が起こるのです。

 

非常に珍しい疾患で、発症している人は世界中に100人もいないと言われています。

シトステロール血症の原因は、遺伝子の変異

シトステロール血症の原因は、遺伝子の変異です。変異することでシステロール血症を発症する遺伝子は、小腸で植物ステロールの代謝に関係している遺伝子です。

 

遺伝性の疾患で、遺伝の形式は常染色体劣性遺伝です。父親も母親も原因となる遺伝子の変異がある場合、4分の1の確率で子供はシトステロール血症を発症します。

シトステロール血症の症状は、黄色腫ができること

シトステロール血症の症状は、肘や膝などの関節伸展部やアキレス腱などに瘤のようなものができることです。この瘤のようなものは黄色腫と呼ばれています。他にも、貧血や関節炎が現れることがあります。

 

シトステロール血症を発症すると、狭心症や心筋梗塞のリスクも上がります。そのため、30歳以降に狭心症や心筋梗塞を発症することもあります。その場合、命に関わる危険もあります。

改善には、血液の中に植物ステロールがたまらないようにする

シトステロール血症を改善するために1番大切なことは、血液の中に植物ステロールがたまらないようにすることです。そのためには、食事の内容を見直し、なるべく植物由来のステロールを避けることが必要です。

 

シトステロール血症を改善するためには、薬が使われることもあります。使われる薬は、エゼチミブやコレスチミドなどのコレステロールを下げるための薬です。

 

このような薬を使うことによって、植物ステロールの吸収を抑える効果が期待できるのです。

コレステロールを下げるための薬

システロール血症では、食生活に注意することが非常に大切です。同時にコレステロールを下げるための薬を使って改善を行うことがお勧めです。

 

コレステロールを下げる薬として一般的に使われているスタチンはシステロール血症にはあまり効果がありません。エゼチミブやコレスチミドなどの薬は、システロール血症に効果があるということがわかっているため、効果が期待できます。

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