銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
カイロプラクティックの“カイロ”はギリシャ語で「手」プラクティックは「技術」を意味し、カイロプラクティック自体は日本語では徒手脊柱矯正術といいます。そこにスペシフィック=「特性のある」といい、独自性が加わっています。
本来のカイロプラクティックの特徴は、椎骨変異による神経伝達妨害を解消するために関節を調整するのが目的のため、他の療法の併用はしません。またカイロプラクティックはあくまで予防医学として健康管理に活用されるため、病気の診断や治療は行わず、症状の緩和のためには用いません。特に気を付けなければならないのは、癌や出血しやすい病気、伝染病などを患っている場合は刺激を避けなければならないため施術を行うことは禁忌とせれています。
スペシフィックカイロプラクティックでは、病気や症状に関係なく、椎骨変位による神経伝達妨害の存在が検査にて確認されれば、上部頸椎一か所のみにアジャストメントします。
この独自性は長年の研究結果の末、背骨の中で身体に影響を与える根本となる場所を上部の頸椎と断定し、首の骨のずれが解消すれば、脳と身体の情報交換をスムーズにするという理論を確立しました。従来のカイロプラクティックでは術者の感覚が判断基準の面もあるため、科学性に乏しい部分もありましたが、カイロプラクティックにレントゲンを導入することで、確かな情報と判断するための証拠が明瞭です。
前述したように、スペシフィックカイロプラクティックでは、背骨の一番上である、第一頸椎と第二頸椎のみを触ります。背骨の中には神経の束である脊髄が通っており、脊髄は脳からの指令を身体の隅々まで伝達し、また外部からの情報を脳へと伝えています。上部頸椎にずれが起こると神経が圧迫され脳からの指令や外部からの情報キャッチに妨害を起こします。伝達妨害を受けた体は本来の動きより鈍くなり、それが様々な不調につながります。
上部頸椎のずれによる脳からの神経伝達妨害が身体全体の不調の根本原因と考えるため、妨害がおこっているか下記のような検査をとおして確認します。
上部頸椎がずれているか調べる方法は、場合いよって補足的な検査を加えることもありますが、基本的に以下のとおりとなります。
1.姿勢分析
上部頸椎にずれが起こると対称作用として姿勢が崩れるため、重心・足圧計測をとおして姿勢のずれをチェックします。
2.皮膚表面温度の測定
血液の流れは血管運動神経を通して調整されています。上部頸椎がずれると神経伝達の出入り口である部分の血行が悪くなるため、皮膚表面温が低下します。
3.可動域と筋肉の緊張のチェック
上部頸椎のずれにより、当然可動域は狭くなり、筋肉は緊張します。頭と首を繋ぐ筋肉の緊張状態を調べ、ずれの方向を確認します。
4.手足のずれ
骨格のずれによる手足のずれを調べて上部頸椎との関連を確認します。
これらの検査の結果上部頸椎のずれによる伝達妨害が認められた際に、ずれを調整します。
病気は体内のバランスが崩れたときに起こり、その崩れたバランスを正常に戻そうとする働きが自己治癒力です。ヒトの身体には本来この力が備わっており、余分な刺激を必要としません。スペシフィックカイロプラクティックを提唱した、B.Jパーマーは頸椎の調整をおこなうことにより、失われたバランス、調和、平衡を取り戻そうとするからだに戻すという自然の法則に基づく考えを根底にしました。これは、鍼灸の基礎である東洋医学の概念と類似しており、臓器にわけて細かく分析し、悪いところを取り除く西洋医学に対して、人間の体質などを全体的にとらえています。
当院では、根底が類似しているスペシフィックカイロプラクティックの考えを、東洋医学の概念と掛け合わせて取り入れることにより、自己治癒力を高めてゆけるプランを考え、患者様一人一人のより早い回復を目指しております。
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