公開日:2022年 9月 2日
更新日:2022年 9月10日
今日はメラトニンについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
・メラトニンとは
・メラトニンの効果
・メラトニンの飲み方
・メラトニンの含まれた食品
・メラトニンの副作用
メラトニンは、脳の松果体から分泌されるホルモンです。メラトニンには、季節のリズムや睡眠、覚醒リズムやホルモン分泌リズムなどを調整する作用があります。
外から受ける光刺激は、網膜から入って体内時計を経て松果体に届きます。明るい光ではメラトニンの分泌が抑えられるため、日中はメラトニンの分泌が低く、夜間にはメラトニンの分泌量が増えます。
窓のない密室など日中か夜間かわからないような環境にいても、体内時計からの神経出力によってメラトニンの分泌量は変わります。
夜間でも強い照明を浴びた時には、メラトニンの分泌は低下します。メラトニンは、体内時計と環境から受ける光の両方から調節を受けてるのです。
メラトニンの分泌は、毎日就床する基本的な時間の1〜2時間前から始まり、深部体温が最低になる1〜2時間前にピークになります。
深部体温が最低になる時間は朝の4時頃のため、深夜2〜3時頃がメラトニンの分泌のピークなのです。
メラトニンは、寝つきが悪い人に摂取をおすすめします。夜勤などの仕事をしていて生活リズムが乱れている人には、生活リズムをリセットすることを目的にメラトニンを摂取することでも効果が期待できます。
眠りが浅い人や、起きた時に寝た気がしない人、寝ている時に何度も起きてトイレに行く人などにもおすすめです。
メラトニンを使う量には個人差がありますが、初めは1日1〜2mgから摂取し始めることをおすすめします。若い人は1日1mg、中年は1日3mg程度がすすめられています。
メラトニンを摂取するタイミングは、寝る1時間ほど前です。
効果が感じられない場合は、少しずつ量を増やしていっても良いです。しかし、過剰に摂取してしまうと、寝起きが悪くなったり副作用が現れたりするため注意が必要です。
フランスでは、1日の摂取量が2mg以下に規制されています。
メラトニンが含まれている食品は、秋刀魚やマグロなどの赤身の魚、肉、大豆製品、乳製品、くるみ、ゴマ、バナナ、米などです。
白菜やキャベツ、ケールなどの葉物野菜にもメラトニンは含まれています。サラダにして食べたり鍋やスープなどにして食べることをおすすめします。
メラトニンは大量に摂取すると、頭痛や眠気、吐き気や腹痛などの副作用が現れる可能性があります。
また、リンパ腫や白血病などの免疫細胞の腫瘍の場合、メラトニンを摂取すると症状が悪くなることもあります。
さらに、ワルファリンやアスピリンなどの血液凝固翌製薬を服用している時にも注意が必要です。これは、メラトニンに血液凝固を抑える作用があるためです。
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