亜鉛【サプリメント・効果・飲み方】

公開日:2022年 2月23日

更新日:2022年 3月13日

今日は亜鉛について解説させていただきます。

☆本記事の内容

 ・亜鉛とは

 ・亜鉛の効果

 ・亜鉛の飲み方

 ・亜鉛の含まれた食品

 ・亜鉛の副作用

亜鉛は、主に骨格筋、骨、皮膚、肝臓、脳、腎臓などにある成分

亜鉛は、主に骨格筋、骨、皮膚、肝臓、脳、腎臓などにある成分で、タンパク質を合成するために関係する酵素の材料として使われています。亜鉛は、体の中に約2000mg存在しているとされています。

 

亜鉛は、人間の体に必要な必須ミネラルの中の1つです。しかし、人の体の中では亜鉛を作ることはできません。そのため、十分な量を食事から摂ることが大事です。

 

一般的な食事をしている場合、亜鉛が不足することはないと言われています。しかし、近年の調査では亜鉛が足りない人が多いということがわかっています。

 

亜鉛が不足すると、味覚障害や爪や皮膚の異常が起こったり、免疫力が下がったりしてしまいます。

 

亜鉛が多くの酵素を構成する成分で、タンパク質やホルモンの合成、DNAの複製などにも大きく関わっていることから乳幼児や子供の場合は成長障害が現れる可能性もあります。

亜鉛は、体の中の色々な働きに関係している

亜鉛は、体の中の色々な働きに関係しています。

 

亜鉛の働きの1つ目は、味覚を正常な状態で保つことです。味を感じる受容器官の中の味細胞は短い期間で生まれ変わっています。

 

亜鉛は、味細胞が生まれ変わるために必要な材料になっているため、亜鉛によって味細胞が正常に生まれ変わることができているのです。

 

2つ目は、抗酸化作用です。亜鉛は体の中のビタミンAの代謝を促し、ビタミンAの抗酸化作用を活性化しています。

 

そのため、亜鉛をきちんと摂取することは生活習慣病を防ぐことにもつながります。

 

3つ目は、免疫力を上げることです。亜鉛は、ビタミンAを体の中にとどめる効果もあるため亜鉛が十分にあることで免疫力が上がるのです。さらに、亜鉛は白血球にも含まれており、病気になった時などの回復にも役立ちます。

 

4つ目は、髪や肌の健康を保つことです。亜鉛はタンパク質の代謝を促すため、きちんと摂取することで皮膚や髪の新陳代謝も上がり、健康な状態に保つことができます。

 

5つ目はうつ状態を和らげることです。亜鉛は神経伝達物質を作るためにも必要とされています。

 

うつ状態になる原因は、脳の機能が下がり神経細胞の刺激伝達がスムーズにできていないことであると考えられているため、亜鉛が体の中にきちんとあることは精神の安定や脳の機能を高めることにつながるとされています。

 

さらに亜鉛は、男性の前立腺や精子にも多く存在しているため、生殖機能の改善にも効果的です。他にも成長や発育にも大きく関わっています。

スポーツを日常的にしている人や汗かきの人は特に積極的に亜鉛を摂取することをお勧めします。亜鉛は汗の中に多く含まれているため、汗の量が増えると体の外に出ていく量も増えるためです。

 

さらに、運動の強度が高くなればなるほど体の中で多くの亜鉛が消費されているということもわかっています。

推奨摂取量は、18~74歳の男性で11㎎、18歳以上の女性で8㎎

亜鉛の1日の摂取が推奨されている量は、18~74歳の男性の場合11㎎、75歳以上の男性の場合10㎎、18歳以上の女性の場合は8㎎です。

 

亜鉛の過剰に摂取すると副作用があるため、上限として、18~29歳の男性の場合40㎎、30~64歳の男性の場合45㎎、65歳以上の男性の場合40㎎、18~74歳の女性の場合35㎎、75歳以上の女性の場合30㎎と決められています。

 

亜鉛は水溶性のため、食品から亜鉛を摂るときは、加熱時間を短くするか、鍋やスープなどにして汁も食べることができるようにしておくと良いです。

 

また、亜鉛の腸管吸収率は約30%前後とされており、ビタミンCを含む食品と一緒に摂取することでより吸収率が上がると言われています。

特に亜鉛が多く含まれている食品は牡蠣

亜鉛を多く含む食品は、魚介類、肉類、藻類、野菜類、豆類、種実類です。

 

牡蠣、豚レバー、牛赤身肉、小麦胚芽、油揚げ、カシューナッツ、卵、いわし、あじ、豆腐、納豆、えんどう豆、切干大根、アーモンド、落花生などに含まれているのです。

 

特に亜鉛が多く含まれている食品は牡蠣で、100gあたり14.5㎎の亜鉛が含まれています。

サプリメントなどで過剰に摂取してしまった場合、副作用が起きる

亜鉛を食事から適正な量を摂取している場合は、副作用が起きることはありませんが、サプリメントや亜鉛強化食品などで過剰に摂取してしまった場合、副作用が起きることがあります。

 

亜鉛の過剰な摂取は、急性中毒を発症してしまうのです。すると、悪心や嘔吐、食欲不振、下痢などが起こる可能性があります。

 

さらに、上限量を超える量の亜鉛を慢性的に摂取している場合は、鉄や銅の吸収を妨げてしまうこともあります。そのため、亜鉛の過剰摂取は、貧血や免疫機能の低下、代謝異常にもつながるのです。

 

亜鉛の過剰摂取では、泌尿器や生殖器系などにも悪い影響が及ぶとも言われています。

 

亜鉛は過剰摂取すると様々な副作用が起きる可能性があるのです。サプリメントなどで補うときは適正な量を守ることが大事です。

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