レシチン【サプリメント・効果・飲み方】

公開日:2022年 3月 2日

更新日:2022年 3月10日

今日はレシチンについて解説させていただきます。

☆本記事の内容

 ・レシチンとは

 ・レシチンの効果

 ・レシチンの飲み方

 ・レシチンの含まれた食品

 ・レシチンの副作用

レシチンは、動物や植物、微生物界に広く分布するリン脂質の一種

レシチンは、リン脂質の一種で、フォスファチジルコリンのことです。神経伝達物質アセチルコリンの材料でもあり、動物や植物、微生物の世界に広く分布しています。

 

レシチンは細胞膜のメインの成分です。細胞膜は、タンパク質と脂質でできており、体の情報の伝達や必要な物質と不要な物質の分別をしています。

レシチンには肝機能を高める効果や美肌効果がある

レシチンには肝機能を高める効果や美肌効果があります。
 
レシチンの構成要素のひとつにコリンがあります。コリンは、肝臓で脂質を代謝するときに必要なものです。
 
レシチンは、エネルギーの代謝も高めます。脂肪の代謝が良くなることで、肝臓の中に脂肪がたまらなくなり、血糖値を下げたり肥満や脂肪肝や肝硬変を防いだり改善したりする効果があるのです。
 
さらにレシチンは、コリンとは違う経路で肝機能を保護する働きもあります。
 
 
レシチンの乳化作用は、コレステロールの分解や排泄に対して働きます。そのため、血液の中の脂質が固まらないようにして、スムーズに流す作用があります。
 
脂質が固まらず流れて出ていくことで、酸素や栄養が体の色々な部分にきちんと届くようになります。栄養や酵素がきちんと行き渡ることで美肌効果が期待できるのです。
 
さらに、レシチンには熱損傷によるダメージから皮膚を守る働きがあるということもわかっています。
 
また、レシチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンの材料でもあります。アセチルコリンは、神経細胞と神経細胞のつなぎ目で興奮を伝えたり、副交感神経を活性化したり、骨格筋などの収縮を起こたり、血圧を下げたりします。
 
アセチルコリンは記憶とも大きく関係しているため、レシチンによってアセチルコリンが活性することでも様々な効果が期待できます。

レシチンは、肝臓に脂肪がたまることを防ぎ、肝臓から中性脂肪を運ぶための手伝いをしてくれるのです。

 

そのため、脂肪肝や肥満の人などにお勧めです。他にも、血糖値が高い人やお酒を飲む機会の多い人などもしっかり摂取することをお勧めします。

 

物忘れが多い人や認知症が気になる人も摂取することをお勧めします。

摂取量に関しては、特に基準は決められていない

レシチンの1日の摂取量に関しては、特に基準は決められていません。

 

注意することとしては、大豆アレルギーの人は大豆レシチンの場合、大豆から抽出しているため摂取しないようにすることです。また、サプリメントなどで摂取する場合は、表示されている摂取量を守って使用するように気をつけましょう。

 

レシチンは体の中で酸化されやすいため、ビタミンEと一緒に摂取するとより大きな効果が期待できます。

レシチンを多く含んでいる食品は、大豆と卵黄

レシチンを多く含んでいる食品は、大豆と卵黄です。

 

大豆は、卵黄よりも多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。そのため、コレステロールを改善するためにレシチンを摂取したいのであれば大豆からレシチンを摂取することをお勧めします。

 

卵黄には、大豆よりも多くのフォスファチジルコリンが含まれています。フォスファチジルコリンは神経伝達物質の材料となります。そのため、脳機能を改善するためにレシチンを摂取する場合は卵黄から摂取すると効果的です。

過剰に摂取すると、下痢や腹痛などが起こる可能性もある

レシチンは、医薬品などと一緒に摂取をしても特に問題はないとされています。

 

しかし、過剰に摂取すると、下痢や腹痛などが起こる可能性もあります。また、卵黄には、飽和脂肪酸やコレステロールも多く含まれています。そのため、過剰に摂取すると高脂血症や動脈硬化につながる可能性もあります。

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