公開日:2022年 3月 2日
更新日:2022年 3月 3日
今日はビタミンD3について解説させていただきます。
☆本記事の内容
・ビタミンD3とは
・ビタミンD3の効果
・ビタミンD3の飲み方
・ビタミンD3の含まれた食品
・ビタミンD3の副作用
ビタミンD3はビタミンDの中の1種です。ビタミンDにはD2からD7の6種類ありますが一般的にビタミンDというと、ビタミンD2とビタミンD3の2つに分けられます。
ビタミンD3はビタミンDの中でも動物に多く含まれているビタミンDです。
人間の体では、日光に当たることで皮膚にある7-デヒドロコレステロールがプレビタミンD3からビタミンD3に変わりビタミンD3が肝臓で活性型ビタミンD3の前駆体になります。
そして、腎臓で水酸化され活性型になり、細胞のビタミンD受容体とたんぱく質の遺伝子発現を誘導します。
そのため、腸管でカルシウムの吸収を良くしたり、血液の中のカルシウムやリン酸の恒常性を保ったりする働きをしています。
ビタミンDは、主に体の中の機能性タンパク質の働きを活性化させる効果があります。機能性タンパク質の働きが活性化することによって、体に対して色々な作用が現れます。
機能性タンパク質の働きが活性化することで現れる作用として主なことは、骨格と歯が正常な状態で発育促進することです。カルシウムとリンの小腸での腸管吸収を良くし、血中カルシウム濃度を一定に調節する作用もあります。
そのため、ビタミンD3をきちんと摂取することは、正しく、神経伝達や筋肉の収縮などを行うことに関わっているのです。
ビタミンDには免疫機能の調節をする働きや生活習慣病の発症リスクを減らす働きがあることがわかっています。
そのため、風邪やインフルエンザなどの予防や糖尿病や骨粗鬆症、高血圧、脂質異常症などのリスクを減らすために有効です。
さらに、心筋梗塞の発症のリスクを減らすことや高血圧が原因で起こる心臓病や脳卒中などを予防する効果もあることもわかっています。
ビタミンD3の日本人の1日の摂取量の目安は、8.5㎍です。この目安は18歳以上の男女ともに同じです。上限は100㎍とされています。
日本では、日光に恵まれているため、適度な日光のもとで通常の生活をしている場合はビタミンDが足りなくなることは少ないと考えられています。
しかし、屋外にでない人の場合は、日光を浴びることが少なくなるため、通常より多くの量のビタミンDを食事から摂取することが必要になります。
さらに高齢者の場合は、皮膚でビタミンDを産生する能力が下がるため、食事からビタミンDを摂取することが非常に大事になります。
ビタミンD3は、魚介類や卵類、乳類に多く含まれています。特に、さば、まぐろ、さけなどは非常に多く含まれている食品です。
食品から摂取するだけでなく日光浴も大事です。日向の場所で、両手の甲を日光に約15分当てるだけで、日本人が1日に必要とするビタミンDを活性化させることができると言われています。
ビタミンDは脂溶性のため体の中に溜まりやすいです。そのため、サプリメントを利用するときは、量を多く摂るのではなく、足りない分を補うという考え方をすることが大事です。
ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、過剰に摂取すると体の中に溜まりやすいです。ビタミンDが体の中に溜まると、健康に障害が現れることがあります。
過剰摂取してしまうと、腎機能障害や食欲不振、嘔吐や神経の興奮などの症状が現れる可能性があるのです。
上限として決められている量を超えないように注意が必要です。
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