公開日:2021年 12月23日
更新日:2021年 12月30日
今日はビタミンB12について解説させていただきます。
☆本記事の内容
・ビタミンB12とは
・ビタミンB12の効果
・ビタミンB12の飲み方
・ビタミンB12の含まれた食品
・ビタミンB12不足の症状
ビタミンB12は正しく赤血球を作ったり、脳神経や血液細胞などのいろいろな体の中の組織の機能や発達を正しく保ったりするために必要な栄養素です。
ビタミンB12は、酵素をサポートする補酵素で、アミノ酸の代謝や核酸の代謝、葉酸の代謝に関係しています。ビタミンB12は動脈硬化のリスクになるホモシステインの血中濃度を正しく維持する働きもあります。
ビタミンB12が欠けると、神経痛が起こったり神経に障害が起こったりして神経麻痺につながります。
ビタミンB12は、血液をつくるために重要な役割を果たしています。さらに、ビタミンB12は、神経や血液細胞を健康に保ち、全ての細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助けています。
そのため、ビタミンB12が欠乏すると神経痛や神経麻痺などの症状が現れます。ビタミンB12にはホモシステインの血中濃度を正しい状態で保つ働きもしています。
ホモシステインはアミノ酸の一種で、動脈硬化のリスク因子となるものです。体に必須なアミノ酸であるメチオニンが代謝されることによって作られるものです。
ビタミンB12は、胃酸が食べ物の中のビタミンB12をタンパク質から切り離し、胃の中で作られた内因子と呼ばれるタンパク質とビタミンB12が結合することで、体の中に吸収されています。
ビタミンB12を意識して摂取することがおすすめの人は、ベジタリアンの人や肩こりで悩んでいる人、腰痛で悩んでいる人などです。
日本人の1日のビタミンB12の摂取量として推奨されている量は、2.4㎍です。この量は、18歳以上の男女ともに同じです。
ビタミンB12の吸収は胃から分泌される内因子によって調節されています。そのため、食品からビタミンB12を過剰に摂取しても必要である分だけが吸収され、過剰である分は吸収されません。そのため、上限となる量は特にありません。
ビタミンB12を摂取するタイミングとして勧められているのは、食後です。これは、ビタミンB12が食事由来の成分と共に吸収されるものが多いためです。食後の方が吸収されやすいため、食後の摂取が勧められているのです。
ビタミンB12は、色々な動物性の食品に含まれています。特に多く含まれている食品としては、しじみやあさりやレバーなどが挙げられます。ビタミンB12は貝類や魚類、肉類などに多く含まれているのです。
他に卵黄にも多く含まれています。動物性の食品だけではなく、海藻類にもビタミンB12が含まれているものが多いです。主にのりやわかめなどにはビタミンB12が多く含まれています。
野菜や穀物、豆類などの植物性食品にはほとんど含まれていません。
ビタミンB12は、血をつくるのに欠かせない栄養素です。そのため不足すると巨赤芽球性貧血という貧血が起きる可能性があります。
ビタミンB12不足は巨赤芽球性貧血だけでなく、うつ病や慢性疲労などにもつながります。神経障害や感覚異常、記憶障害などを引き起こすこともあります。
さらにビタミンB12が不足すると運動したときに動悸がしたり息切れがしたりすることもあります。
ビタミンB12不足になりやすい人としては、菜食主義者や高齢者、胃を切除した人などが挙げられます。
ビタミンB12は動物性の食品に多く含まれており、野菜や穀物などには含まれていないため、動物性の食品を一切口にしないなどのように厳しく菜食主義に取り組んでいる人はビタミンB12不足になりやすいのです。
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