公開日:2021年 10月 1日
更新日:2021年 10月12日
本日は筋膜リリースについて解説させていただきます。
☆本記事の内容
銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。
このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。
筋膜リリースでは、筋膜の弾力や伸縮性を取り戻し正しい状態に戻すことで、よじれている部分や癒着している部分が正しい状態になり血流がよくなります。
筋膜リリースを行うことで期待できる効果は、こりや痛みの解消、姿勢の改善、可動域の改善、体の不調の改善、気持ちが前向きになること、美容や老化防止です。
こりや痛みの解消は、滞っていた血流がよくなることで起こります。姿勢の改善は、癒着している部分が正しい状態に戻ることで筋肉の動きがよくなることで骨格のサポートに繋がるため期待できることです。
固まっていた筋膜が緩むことで血流がよくなることで可動域の改善が期待できます。体の不調の改善は、正しい位置に骨や内臓が戻り血流がよくなることで起こる効果です。
筋膜が癒着すると体は常に緊張している状態になるため、自律神経が圧迫され自律神経の乱れにつながります。そのため、筋膜の癒着を正しい状態に戻すことで、自律神経が整い、結果として気持ちが前向きになる効果もあるのです。
骨や内臓の位置が正しい位置に戻ると、ウエストのくびれが現れたり、たるみやシワ、むくみなどの改善にもつながるため老化防止や美容にも筋膜リリースは効果的だとされています。
筋膜リリースのやりすぎは、皮膚や筋肉を傷める可能性があります。体に痛みがある場合や筋肉に違和感がある場合は無理をしないように注意しましょう。
筋膜リリースのやりすぎや力の入れすぎは、筋膜がよりねじれてしまうことがあります。炎症を起こしてしまう危険性もあるためやりすぎは良くありません。痛気持ちいいと感じるくらいの圧力でゆっくり行うと良いでしょう。
怪我をしているときは、血行をよくすることで悪くなることもあり、いろいろな姿勢でマッサージを行うことで怪我をしている部分に負担がかかることもあります。怪我をしている時は改善してから筋膜リリースを行うことをお勧めします。
筋膜リリースを行う場合は、正しいペースと適度な力加減行うことが非常に大切なのです。
自分で筋膜リリースを行う場合、フォームローラーと呼ばれる筒状のフィットネスグッズを使うことが多いです。
フォームローラーにはいろいろな種類があり、凹凸の形や硬さや長さなど様々なものがあるため自分に合ったものを見つけると良いでしょう。
フォームローラーの表面にある凸凹した突起をほぐしたい部位に当て、圧をかけることによって筋膜をほぐしていきます。自分の体の硬い部分や伸びにくい部分を感じながらゆっくりと呼吸しながら行いましょう。
筋膜リリース注射は、生理食塩水を注入することで、癒着をはがして動きやすくし痛みを感じる原因となる物質を洗い流し痛みを改善させる注射です。
超音波ガイドのもとで筋膜や結合組織の癒着によって厚く重積した部分を確認し、行います。五十肩や肩こり、腰痛、首の痛みなど様々な痛みに効果的です。
持続期間は人によって非常に様々で、1回の注射で完全に改善する人もいれば2週間〜1ヶ月程度効果を感じる人や数日や1日しか効果を感じない人もいます。
筋膜リリース注射は基本的に生理食塩水のため、血管に入れても問題はありません。そのため、生理食塩水によっての副作用はほとんどありません。
筋膜リリース注射の副作用として考えられるものは、少量の局所麻酔剤を混ぜているため局所麻酔剤による副作用です。
局所麻酔剤の量が多いと、間違えて血管に注入してしまった場合、局所麻酔中毒を起こし心臓が止まってしまう事故が起こる可能性があります。
針を使うため、気胸も副作用として考えられます。針で肺を刺してしまうことが起こる可能性があるためです。
特に肩こりや五十肩に対して、筋膜リリース注射を行うとき、痩せていて筋肉が薄く肺が近い場合や脂肪が厚く筋層が見えにくい場合は針をより丁寧に扱うことが大切です。神経を誤って刺してしまった場合神経障害が起こる可能性もあります。
内出血や注射部位の腫れが起こることもありますが、内出血は大体数週間、注射部位の腫れは1日程度で改善することがほとんどです。
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