筋緊張性頭痛【原因、種類、鍼灸の対処、ストレートネック】

薬が効かない頭痛に悩まされている方に、鍼灸院だからできるアドバイスをご提案します。

 

  • ゾーミック、ロキソンが効かない。
  • アドバイス受けた体操・ストレッチをしているけど効果がない
  • 鍼灸もいろいろ試したが効果が無い

 

こういった頭痛のお悩みについて、鍼灸師の視点からお答え致します。

本記事の内容

  • 頭痛の種類と特徴が理解できる
  • それぞれの頭痛に合った対処法が理解できる
  • ストレートネックについて理解できる
  • 頭痛とストレートネックへのトリガーポイント鍼灸のご紹介
足のしびれ、痛み

銀座そうぜん鍼灸院の宗前です。

このページを書いている私は、鍼灸師として13年、担当した利用者様数80,000人を誇り、病気の休職者300人を社会復帰できるまで回復させてきた実績があります。

 

頭痛は痛む場所と痛み方で判断できる

次の2点が大切です!

その1 : 頭痛を感じる場所で原因が推測できる

その2 : 痛み方によって、原因が判断できる

頭痛外来などの西洋医学では、頭痛には薬が一般的です。

 

これは、神経の興奮を落ち着かせているだけなので、頭痛は慢性化しやすく、うまく付き合っていくことが一般的になっております。

 

また、医師の中から薬の長期服用による頭痛(薬物起因性頭痛)も注意喚起されるようになってきています。

 

様々なケースを見てきた筆者が頭痛について解説いたします。

詳しくはこちらをクリック

頭痛の場所、痛み方で原因を知る

大後頭神経の痛む範囲
筋緊張性頭痛

頭と首の深層筋が固くなることで起きる頭痛。

 

主に2つの神経が圧迫され、後頭部の重だるい感覚を感じるようになります。

緊張性頭痛は問診によって緊張性頭痛か判断できます。

  • 毎日、頭痛がある。
  • 頭痛に左右の差がなく、頭全体、前頭部、後頭部の痛みがある。
  • ずーんとした鈍痛
  • 常に感じる痛みであり、偏頭痛のような拍動する痛み方はしない。
  • 痛みが無くなっても、すぐ戻ったり、消えたりする。
  • 起床時、就寝前など、朝、夜に痛むことがある。

 

緊張型頭痛には、性格や生活習慣から起きる一面もあります。

  • 生真面目
  • 神経質な性格
  • 几帳面な人がかかりやすいといわれています。
  • 睡眠不足
  • 前傾姿勢
  • 空腹
  • 目の疲れ
  • カフェインの離脱症状
  • 脱水

筋緊張性頭痛のまとめ

  • 首の深層筋(後頭下筋)による神経の圧迫で起きる
  • 2つの神経の通る道沿いに痛みを感じる
  • 筋肉の張り、凝りが原因だが、複数の発生要因がある
大耳介神経の痛む範囲
偏頭痛・片頭痛

頭の片方にかけて、拍動性の痛みを感じる頭痛で片頭痛です。

こめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛むのが特徴で、人によっては両方に感じることもあります。

 

 

片頭痛は血管壁につく神経の興奮、大耳介神経の圧迫が原因と考えられています。

片頭痛では閃輝暗点という特徴的な前兆があります。

 

閃輝暗点

  • 視界の中にモザイク、キラキラした点が現れる
  • 点に大きくなったり、小さくなり形を変化させる
  • 閃輝暗点も人により現れないこともある。

片頭痛(へんずつう)はカウンセリングによって片頭痛か判断できます。

  • 週1回以上頭痛を感じることがある。
  • いつも感じる頭痛は、おもに片方である。
  • 頭痛の痛み方は、ズキンズキンとした拍動性の痛みである。
  • 頭痛を感じる前に、目の前が白くかすむ、また、モザイク状の図形が現れる。
  • 肩こり、首こりをつよく感じることが多い
ストレートネックによる後頭部の鈍痛

 

ストレートネックとは、頚椎の生理的湾曲が維持されず、横からみると首がまっすぐにみえている状態です。

 

首の筋肉に継続的に負荷がかかることによって頭痛、めまいを感じやすくなります。

 

ストレートネックの主な症状は、首の筋肉の緊張によるコリ、痛みです。ひどくなるとしびれ、頚部緊張性頭痛をともないます。整形外科でストレートネックと判断を受けたところで、対応策はありません。

 

 

姿勢や整体などの一時的なアプローチでストレートネックが良くなったようにみえますが、頚椎の湾曲の角度は変わりません。

 

 

ストレートネックより後頭下筋のコリの方が問題です。

後頭下筋とは、項部の最深部にある短い筋群があります。

  • 大後頭直筋
  • 小後頭直筋
  • 上頭斜筋
  • 下頭斜筋の総称を後頭下筋といいます。

後頭下筋のコリは頭の可動域が減り、アゴをひいて自分のへそを見る動作ができなくなり、緊張性頭痛の原因をつくる環境が出来上がります。

 

本人が無自覚であっても、このコリが原因で不眠症や気分不快となることも多いです。

 

下の動画は実際の施術風景です。

三叉神経第一枝の痛む範囲
眼精疲労・三叉神経の影響

おでこ、目の上あたりに鈍痛、痛みを感じるのは三叉神経の影響です。

 

→三叉神経痛の詳しい解説はこちら

 

眼精疲労と混同される特徴があります。目のまわりのリンパの浮腫が起きることもあります。

眼精疲労についてご説明させていただきます

目の疲れ・眼精疲労(めのつかれ・がんせいひろう)とは、目のまわり感じる鈍痛、かすみ、一時的な視力低下がみられる状態のことです。

 

目の疲れは、2種類あります。

  • 休憩によって、目の症状が楽になり回復するのが眼疲労
  • 休憩をとっても、目の症状(鈍痛、かすみ)、頭痛などを伴う状態を眼精疲労

 

眼精疲労の原因は、目の使いすぎによるものです。

  • スマートホン
  • 携帯電話
  • パソコンなどの液晶画面
  • まぶた周辺のリンパの浮腫が原因。

 

他にこんな特徴あります。

  • 毎日、目に疲れを感じる。
  • 目の疲れには左右の差がなく、たまに目の奥に痛みを感じることがある。
  • ずーんとした鈍痛、目のかすみ、充血
  • 目だけでなく、カラダ全体がだるい。
  • 休憩や目のケアをしても、なかなか痛みが治まらない。
  • 夕方にかけて痛むことがある。
  • 生活や仕事に支障が出ている。
  • 肩こりや首のこりを感じることが多い。

 

  • 眼精疲労の成り立ち

画面に集中している際は、目の筋肉が非常に張ってきます。

目の周辺の筋肉が張ることで、リンパの流れが悪くなり、リンパのゲル化が起きます。

 

リンパのゲル化とは、リンパが溜まり過ぎて、ジェリー状になってしまう状態です。この状態になってしまうと、目の疲れがとれにくく、目もはれぼったく感じます。

頭痛とストレートネックには、トリガーポイント鍼灸がおすすめ!

眼精疲労・三叉神経アプローチ

眼精疲労は、目の筋肉の緊張と顔面のリンパの循環不全から起きると考えております。眼精疲労の鍼灸は2段階の回復過程を設けております。

 

  1. 目の筋肉です。眼輪筋をふくめた目の周囲の筋肉を鍼灸で全てアプローチいたします。
  2. 顔面のリンパの流れを改善させます。顔面のリンパは、すべて浅・深リンパ節を経由して、リンパの排水溝である静脈角に流します。

ストレートネック鍼灸

スマートフォンの普及により、長時間スマートフォンを使用する10代~20代の学生、OL,サラリーマンに多くなり、10代~20代のストレートネックの事をスマホネックともいわれています。
ストレートネックの原因には、諸説あるものの、確定的な判断方法や改善法はなく、腰痛などと並んで不明な点がとても多い障害となっています。

スマホ、読書など、慢性的なうつむき姿勢におなじ姿勢をとりつづけると、肩の筋肉が硬くなり、頚椎の後方変位を生むといわれております。血液の流れがわるくなり、疲労物質が蓄積してしまい、ストレートネックを悪化・慢性化させます。

頭痛のトリガーポイント鍼灸の実例

頭と首の症状では、原因をみつけるうえで2つのポイントがあります。

  • どこに症状を感じるのか?
  • 顔はむくんでいるか?
大田区30代女性Rさんのケース

月2回以上、かならずおこる片頭痛。ロキソニンと胃腸薬をつねに携帯しています。汐留の頭痛外来に通っているも痛みは2年以上つづいているとのこと。

ストレートネックのRさんは、首のリンパがとても詰まっていました。リンパの流れが悪くなり、神経が興奮しやすい環境ができていました。

顔のむくみの範囲
大田区30代女性Rさんの状態

顔、頭全体がはれぼったい、疲れやすい、寝れないなど、自律神経の不調を訴えるケースは、頭部のリンパが詰まっていることが多いです。浅頚部リンパ節や舌の形などで、利用者様の状態を判断します。

からだの冷えも強かったため、リンパと血流アップの施術をおこないました。

5回の鍼灸で、片頭痛はでなくなりました。現在、ハードな仕事のとき以外は片頭痛がでないとのこと。

からだの冷えも強かったため、リンパと血流アップの施術をおこないました。

5回の鍼灸で、片頭痛はでなくなりました。現在、ハードな仕事のとき以外は片頭痛がでないとのこと。

まとめ:頭痛の対処法はトリガーポイント鍼灸をお勧めします

本ページをまとめます。

 

  • 頭痛は、痛む場所と痛み方によって原因が違う
  • 頭痛は、頭の神経痛です
  • 様々な発生要因があるため、日頃の注意が必要です。
  • 神経の圧迫を開放するには、トリガーポイント鍼灸で一番効率的です。

頭痛は、脳出血、脳梗塞から起きるものもありますので、医師の判断が最重要です。

 

ただ、薬ばかり飲んでしまい、最終的に薬が原因で起きる頭痛に発展してしまう前に、対策を講じる必要があります。

 

ステロイド注射、リハビリの対処法もありますが、勇気を出して経験豊富な院長によるトリガーポイント鍼灸を受けてみませんか?

 

お力になれるよう対応致します。

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